こんにちは。海外在住歴13年、バルセロナ在住のコバケンです。
ヨーロッパ移住を考えるとき、「スペインとフランス、どっちがいい?」「イタリアも気になる」と迷う人は多いです。この記事では、日本人がリモートワーカー・フリーランスとして移住する前提で、3か国をビザ・生活費・暮らしやすさの面から比較します。
ポルトガルとの比較は スペインvsポルトガル ノマドビザはどっち?収入条件・住みやすさを在住者が比較 で書いているので、あわせて読んでみてください。
📌 移住の全体像はこちら:スペイン移住完全ガイド【2026年版】ビザ・家探し・生活費・手続きを全部まとめた
※2026年10月時点の情報です。各国の制度は変わることがあるので、申請前に必ず最新情報を確認してください。
結論:リモートワーカーならスペインが一番動きやすい
| 項目 | スペイン | フランス | イタリア |
|---|---|---|---|
| リモートワーカー向けビザ | デジタルノマドビザあり | 専用ビザなし(ほかのビザで対応) | デジタルノマドビザあり(2024年〜) |
| 収入の目安 | 月約2,849ユーロ(2026年) | ビザの種類による | 年約2万5,000ユーロ以上(領事館により異なる) |
| 国内での申請 | できる(最長3年の許可) | 基本は日本で申請 | 基本は日本で申請 |
| 税金の優遇 | ベッカム法(一律24%) | 外国から来た人向けの制度あり | 外国から来た人向けの制度あり |
| 生活費(首都圏) | 3か国の中では比較的おさえやすい | パリは高い | ミラノは高く、南部は安い |
| 気候 | 温暖で晴れの日が多い | 地域差が大きい。パリは冬が長い | 南部は温暖。北部は冬が寒い |
1. ビザの取りやすさ
スペイン
2023年に始まったデジタルノマドビザがあり、海外の会社やクライアントと働く人がそのまま住めます。観光で入国してからスペイン国内で申請でき、最初から最長3年の許可がもらえるのが大きな強みです(スペインデジタルノマドビザ完全ガイド【2026年版】)。
フランス
フランスには、リモートワーカー専用のビザがありません。高い専門性や収入がある人向けの「タレントパスポート」や、働かずに滞在する人向けの長期ビザなど、ほかの枠組みを使うことになります。海外の会社のために働く場合にどのビザが合うかは、ケースごとに判断が必要です。
イタリア
2024年からデジタルノマドビザが始まりました。収入要件は年約2万5,000ユーロ以上が目安で、高い専門性(学歴や職歴)も求められます。基本は日本のイタリア大使館・領事館で申請します。
2. 生活費
3か国とも、首都や大都市の家賃は高くなっています。そのうえで比べると、
- スペイン:バルセロナ・マドリードの家賃は上がっているが、外食や食料品は比較的安い(スペインの生活費・物価は実際いくら?【バルセロナ在住者のリアルな家計公開】)
- フランス:パリの家賃と外食費は3か国の中で一番高い。地方都市なら抑えられる
- イタリア:ミラノは高いが、ローマ以南や地方都市は比較的安い
3. 言葉と暮らしやすさ
- スペイン語は、3つの言語の中では日本人にとって発音が覚えやすく、世界で話す人も多い言語です(スペイン語の勉強方法【移住者が実践した効果的な学び方】)
- フランスは、行政手続きや日常生活でフランス語がほぼ必須です
- イタリアも、役所や地方ではイタリア語が必要になる場面が多いです
3か国とも役所の手続きはゆっくりで、書類の多さに苦労する点は共通しています。
4. 日本人コミュニティ・日本食
パリは日本人や日本食レストランが多く、日本の食材も手に入りやすい都市です。バルセロナやマドリードにも日本人コミュニティやアジア系スーパーがあり、生活に困ることはほとんどありません(バルセロナの日本人コミュニティ・繋がり方【移住者向けガイド】)。
5. どんな人にどの国が向いている?
- スペイン:リモートワーク・フリーランスで、ビザの取りやすさと生活費のバランスを重視する人
- フランス:フランス語を話せる、またはフランスの会社・教育機関に関わりたい人
- イタリア:専門性が高く、イタリアの文化や地方暮らしに強い魅力を感じる人
まとめ
リモートワーカーやフリーランスにとっては、ビザの取りやすさ、生活費、気候のバランスでスペインが一番動きやすい国だと思います。一方で、言葉や仕事の目的によってはフランスやイタリアが合う人もいます。
「自分の働き方ならどの国が合うか」を相談したい人は、個別相談でお話しします。