スペインのビザ申請で最も時間がかかるのが、書類の翻訳と公証の準備だ。
「翻訳?アポスティーユ?公証?何が違うの?」と最初は混乱した。この記事で整理しておく。
3つの言葉の意味を整理する
翻訳(traducción jurada)
ただの翻訳ではなく、宣誓翻訳士(traductor jurado)による翻訳が必要。スペイン外務省に認定された翻訳士が署名・押印することで、公式書類として認められる。
アポスティーユ(Apostilla)
日本の公文書をハーグ条約締約国(スペインを含む)で使えるようにするための外務省による認証。日本語書類(犯罪経歴証明書など)をスペインに提出する際に必要になる。
公証(notarización)
公証人が書類の真正性を証明すること。ビザ申請ではアポスティーユほど頻繁には求められないが、会社関係書類などで必要になる場合がある。
書類ごとに何が必要か
- 犯罪経歴証明書:アポスティーユ + 宣誓翻訳
- 収入証明書類:宣誓翻訳(アポスティーユ不要の場合が多い)
- 雇用証明書・契約書:宣誓翻訳
- 健康診断書:宣誓翻訳
アポスティーユの取り方
犯罪経歴証明書のアポスティーユは外務省(または各都道府県の地方局)に申請する。郵送対応も可能だが、数週間かかることがある。
- 警察庁で犯罪経歴証明書を取得(英語版も同時取得推奨)
- 外務省にアポスティーユを申請
- アポスティーユ済み書類を宣誓翻訳士に翻訳依頼
宣誓翻訳士はどこで探す?
スペイン外務省公認の宣誓翻訳士はスペイン大使館のウェブサイトで検索できる。日本在住のスペイン語宣誓翻訳士に依頼するのが最もスムーズだ。費用は書類1枚あたり5,000〜15,000円程度が目安。
スケジュール感
犯罪経歴証明書の取得からアポスティーユ→翻訳まで、スムーズにいっても3〜4週間はかかる。余裕を持って動き始めることが大事だ。書類の準備が終わってから予約を取ろうとすると、さらに1〜2ヶ月待つ羽目になる。
まとめ
- 宣誓翻訳はスペイン外務省公認の翻訳士によるものが必要
- アポスティーユは犯罪経歴証明書に必須、外務省に申請
- 取得〜翻訳まで最低3〜4週間を見ておく
- 書類準備と領事館の予約は並行して進める
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