スペインに移住する際、最初の住まいをどうするかは大きな課題だ。Airbnbや短期賃貸を使う人も多いが、移住者と観光客では状況がまったく異なる。ここでは短期・長期賃貸の違いと、移住初期の住まい探しのリアルを整理しておく。
Airbnbは移住初期の「つなぎ」として使う
移住直後は長期賃貸の審査に通りにくい。スペインの賃貸市場では収入証明・雇用契約書・スペインの銀行口座が求められることが多く、着いたばかりの移住者には用意できないケースが多い。そのためAirbnbや短期賃貸で1〜2ヶ月滞在しながら、その間に銀行口座・NIEカードを整え、長期物件を探すのが現実的なルートだ。
バルセロナのAirbnb規制
バルセロナはAirbnbに対して厳しい規制を設けている。観光用ライセンス(HUTB)がない物件の短期貸出は違法となっており、新規ライセンスの発行も凍結されている。正規のAirbnbを探す場合は、ライセンス番号が記載された物件を選ぶのが安全だ。
Habitación(個室)賃貸という選択肢
バルセロナやマドリードでは、アパートの一室を借りる「habitación(部屋)」形式の賃貸が広く普及している。費用はエリアによるが、月500〜800ユーロ程度が相場だ。Idealista・Fotocasa・Badi・SpainflatsなどのサイトやFacebookグループで探せる。
長期賃貸との違い
スペインの長期賃貸契約は最低5年間の居住を保証する「Ley de Arrendamientos Urbanos(都市賃貸法)」の適用を受ける。家賃の値上げには制限があり、借主の権利は比較的保護されている。一方、短期賃貸(11ヶ月未満)は観光用として扱われ、この法律の適用外となる。
実際にどうだったか
自分の場合はホテルに1週間滞在し、その間にラッキーなことに長期物件を見つけることができた。ただこれはかなりリスクの高いスケジュールだ。バルセロナの賃貸市場は競争が激しく、1週間で決まるとは限らない。
まとめ・宿泊先の選び方
移住初期の宿泊先はホテル・Airbnb・短期賃貸の3択だ。それぞれのトータルコストを比較したうえで選ぶのが現実的だ。リスクを下げるなら宿泊日数に余裕を持たせること。最低でも1ヶ月分の滞在を確保してから物件探しに動くのをおすすめする。書類が揃ったタイミングで長期賃貸に移行するのが現実的な流れだ。
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