「スペイン移住って最高そう!」——SNSを見ていると、そんな印象を持つ人も多いだろう。でも実際に移住してみると、想像とは違う現実がある。海外移住13年、バルセロナ在住のコバケンが、実際に経験したしんどかったことを正直に書く。移住を検討している人に「覚悟の一部」として読んでほしい。
① 言語の壁は想像の3倍しんどかった
スペインの公用語はスペイン語。バルセロナではカタルーニャ語も日常的に飛び交う。役所の手続き、スーパーのレジ、大家とのやり取り——すべてスペイン語だ。英語が話せても、現地の日常生活ではほぼ通じない場面が続く。
特につらいのは「自分の言いたいことが言えない」という感覚だ。日本語なら笑いも取れるし、細かいニュアンスも伝えられる。でもスペイン語だと子どものような単純な文しか出てこない。大人なのに赤ちゃんに戻ったような気持ちになる。移住前にある程度スペイン語を準備してくる人ほど、この壁を乗り越えやすい。
② 孤独感が思ったより深かった
海外移住13年のベテランでも、新しい国に来たときの孤独感はリセットされる。バルセロナに来た当初、知り合いはゼロだった。仕事はリモートで、家で一人PCに向かい、夜は自炊——その生活が何週間も続く。
スペイン人はフレンドリーだが、深い友人関係を作るには時間がかかる。言語の壁もある。日本人コミュニティに飛び込もうとしても、すでに人間関係ができあがっていることが多く、入りづらい場面もある。「自由に生きてる!」という発信の裏側には、誰にも話せない夜がある。特に最初の3ヶ月は精神的にかなりきつかった。
③ お金の不安がじわじわ精神を削ってくる
「スペインは物価が安い」は本当だ。でも移住初期のコストは思ったよりかかる。ビザの弁護士費用、敷金・礼金、家具の買い揃え、NIE申請の交通費と時間——初期費用だけで数十万円単位の出費になる。筆者の場合、移住前に想定していた額の1.5〜2倍かかった。
さらにリモートワークなら「仕事が続くか」という不安も常につきまとう。異国でお金が底をついたらどうなるか——この恐怖は精神を想像以上に消耗させる。移住する前に、初期費用の現実的な計画を立てておくことが重要だ。
それでもスペインに来てよかった
しんどかった経験を3つ書いたが、それでも「スペイン移住してよかった」という気持ちは変わっていない。むしろしんどかった経験があるからこそ、今の生活のありがたさがわかる。ただ「覚悟なしに来ると折れる」のも事実だ。この記事で少しでも現実的なイメージを持ってもらえれば幸いだ。
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