スペインでビジネスを拡大したい場合、autónomoから法人(会社)への切り替えを検討することがある。スペインで最も一般的な会社形態はSL(Sociedad Limitada=有限会社)だ。ここではSL設立の基本的な流れをまとめておく。
autónomoとSLの違い
autónomoは個人事業主として活動する形態で、設立コストが低く手続きが簡単だ。一方SLは法人格を持ち、個人の資産と会社の資産が分離される。売上が高くなった場合に節税メリットが生まれるケースがある。
SL設立の主な要件
- 最低資本金:3,000ユーロ(2023年の法改正で1ユーロからも可能になったが実態は3,000ユーロが主流)
- 定款の公証人認証(notaría)
- 商業登記(Registro Mercantil)への登録
- 税務当局(Agencia Tributaria)への登録
SLの法人税率
スペインの法人税(Impuesto sobre Sociedades)は標準税率25%だ。設立後2年間は利益の最初の30万ユーロに対して15%の優遇税率が適用される。autónomoのIRPFと比べてどちらが有利かは売上・費用によって異なる。
まとめ
SL設立は手続きが複雑なため、移民弁護士や会計士(gestoría)のサポートを得て進めるのが現実的だ。autónomoから法人化を検討するタイミングは年収・節税効果を試算してから判断するとよい。
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