スペインの賃貸市場は日本とは大きく異なる。契約書の内容・保証金の扱い・退去時の手続きを事前に把握しておかないとトラブルになりやすい。
契約前に確認すること
- 家主がオーナー本人か不動産業者かを確認
- 契約期間(通常1年〜)と更新条件
- 保証金(fianza)の額:法律上は1ヶ月分が上限だが追加保証を求められることも
- 光熱費・コムニダード費の負担区分
契約書の注意点
契約書はスペイン語で作成される。重要な条項(解約条件・修繕負担)は必ず確認し、不明な点は翻訳ツールか弁護士に確認する。サインは慎重に。
退去時のトラブルを避けるために
- 入居前・入居時に部屋の状態を必ず写真で記録する。壁の傷・床の汚れ・設備の状態をすべて撮影しておくことで、退去時のトラブルを防げる
- 退去通知(preaviso)は契約書通りの期間前に行う(通常1〜2ヶ月前)
- 保証金は退去後30日以内に返還が義務
まとめ
契約前の確認・入居時の記録・退去通知のタイミングの3点を押さえておけばトラブルの大半は回避できる。
実際にあったデポジット未返金トラブル
バルセロナ市内で引っ越しをした際、退去後30日を過ぎてもデポジットが返金されなかった。3〜4回催促しても動かず、4回目の連絡で「法的手段を検討している」と伝えたところ、数日後に振り込まれた。
スペインでは法律上30日以内の返還が義務だが、自発的に動かない家主も少なくない。催促しても無視される場合は、法的手段への言及が有効な手段になることがある。泣き寝入りせずに粘り強く対応することが大切だ。
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